ハンドドリップ入門編!必須アイテム3つをそろえて始めよう

2022/06/17
ハンドドリップ入門編!必須アイテム3つをそろえて始めよう

「ハンドドリップデビューしたい!」
「でも何がいるかはっきりわからないし、難しそう…」

ハンドドリップをはじめる前は、こんな心配事ありませんか?

必要なものは7つあります。

それぞれ重要性順に並べると、このような感じでしょうか。
・ドリッパー
・フィルター
・コーヒーサーバー
・ドリップポット
・コーヒーミル
・スケール
・温度計

この記事では、ハンドドリップ入門編としてそろえるべきアイテムを3つ紹介します。

【ドリッパー】【フィルター】【コーヒーサーバー】

上記3種はハンドドリップにおいて「必須」といえます。

ハンドドリップをはじめて、コーヒーのある暮らしへの第一歩を踏み出しましょう。

コーヒーの濃さを左右するドリッパー

コーヒーの濃さを左右するドリッパー

まずはドリッパーについてお話します。

ドリッパーは、コーヒーフィルターをセットするものですが、役目はそれにとどまりません。
コーヒーの濃さを変化させることが、ドリッパーの意義。
だからこそ、種類が分かれているのです。

ドリッパーは大きく分けて4タイプ。

・カリタ式:台形で穴が3つ開いている。少し濃いめの味。
・メリタ式:台形で穴がひとつ。濃いめ。
・ハリオ式:円錐で大きめの穴があいており、全体にらせん状のリブ(溝)が入っている。すっきりした味。
・コーノ式:形はハリオ式と同じく、円錐で大きめの穴。リブがドリッパー下半分にしかない。ハリオより少し濃いめの味わい。

この中でも、最初は「カリタ式」をおすすめします。

初心者向けのドリッパーはこれ!

初心者向けのドリッパーは、カリタ式。
台形で穴が3つ開いているタイプのものですね。

理由は味が安定するため。
ドリッパーが台形なので注いだお湯が数秒底にたまり、コーヒーが抽出されるのです。
ハンドドリップにおいては、お湯を注ぐスピードが重要になります。

ドリッパー比較

ハリオ式(左)のように円錐形だと、お湯がたまる時間が短いため、スピードをコントロールしづらくなります。
カリタ式(右)のドリッパーなら台形+3つ穴という特性上、お湯を注ぐ速度があまり影響しません。

ハンドドリップの難易度が軽減されるため、入門者におすすめです。

コーヒーの風味を変化させるフィルター

コーヒーの風味を変化させるフィルター

続いてお伝えするのはフィルター。
ドリッパーにセットし、コーヒー豆を入れるものです。

フィルターもただ単にコーヒー豆を入れるためのアイテムではありません。
コーヒーの核である風味や口当たりを左右します。
そのため、素材がいくつかあるのです。

フィルターの代表的なものは3タイプ
・ペーパーフィルター:すっきりした味。後処理が簡単。
・ステンレスフィルター:コーヒー本来の風味だが口当たりが少しザラっとする。処理は少し手間。
・ネルフィルター:わずかな甘みを感じられ、滑らかな口当たり。処理が大変。

このなかで、初心者が選ぶべきはペーパーフィルターです。

ハンドドリップデビューにピッタリのフィルターは?

はじめてのハンドドリップで選ぶべきはペーパーフィルター。
ステンレスやネルは、味に癖があったり、手入れが大変だったりで最初のフィルターとしてはおすすめできません。

その点ペーパーフィルターはすっきりした風味で飲みやすく、後処理も楽ちん。

ペーパーフィルターは使用後そのまま捨てるだけなので、手間いらずです。

ひとつ注意点としては、ドリッパーの形・サイズにあったフィルターを購入すること。
台形のドリッパーを持っているのに、円錐型のフィルターを買ってしまうと、かなり淹れづらくなります。
また1~2人用のドリッパーに対して、3~4人用のフィルターを使うと、サイズが合わずうまく淹れられません。

形状と大きさに注意して、フィルターを購入してくださいね。

味の安定とスマートさを両立させるコーヒーサーバー

味の安定とスマートさを両立させるコーヒーサーバー

次はコーヒーサーバーです。
コーヒーサーバーは、ハンドドリップでコーヒーライフを楽しむうえではなくてはならないもの。

というのも、コーヒーサーバーがあればこんないいことが。
・抽出量が安定する
・スマートにコーヒーを淹れられる

コーヒーは豆に対して注ぐべきお湯の量がおおよそ決まっています。
メモリ付きで透明のものなら抽出量が見やすくなり、安定しておいしいコーヒーを飲めます。

パートナーの分までコーヒーを淹れる際には、コーヒーサーバーがなければ1回ずつコーヒーを淹れることになるため、少々不格好。
しかしコーヒーサーバーがあれば、1度で複数人分つくれるのでスマートに淹れられます。

せっかくなら、様になるハンドドリップをしたいですよね。

次に失敗しないコーヒーサーバーの選び方をお伝えします。

 

失敗しないコーヒーサーバー選び

コーヒーサーバーはメモリが見やすいかつ、自分が抽出したい量にあったものが良いといえます。
コーヒーは一杯あたりおよそ120~150mlほどですので、1度にどのくらい淹れるかを考えてサイズを決めてくださいね。

メモリと容量をクリアすれば、あとは見た目や価格で選びましょう。
充実したコーヒーライフのためには、アイテムのデザインも重要です。

お気に入りのものを使用すれば、気分よくコーヒーライフを楽しめますよ。

まとめ|ハンドドリップの入門アイテム

今回は、はじめてのハンドドリップで必須の【ドリッパー】【フィルター】【サーバー】について、お話ししました。

ハンドドリップのためのアイテムは、初めての方にとっては「何が何だかわからない」状態ですよね。
とはいえ、せっかく始めるのならおいしいコーヒーを飲みたいですし、スマートにコーヒーを淹れたいもの。

ここで紹介した選び方で購入すればハンドドリップをはじめられ、本格的なコーヒーをかっこよく淹れられることでしょう。
あなたがハンドドリップをはじめるきっかけになれば幸いです。

ハンドドリップシーン

9コーヒー
飲みくらべセット