キャンプとコーヒーの組み合わせは究極のリラクゼーション

風や木々がこすれる音、鳥のさえずり、青々とした草木や花の香り、、、
自然の中では五感が研ぎ澄まされるため、いつものコーヒーとはまた違った味わいに変化するものです。
コーヒー好きの中には、おいしくコーヒーを飲むためにあえてキャンプをする人もいるほど。
今回は普段飲んでいるコーヒーをもっとおいしく飲むために、キャンプでコーヒーを淹れる手順などについて分かりやすく解説していきます。
キャンプでコーヒーを飲む効果
おいしいコーヒーのためにわざわざキャンプをする人もいるのですが、自然の中で飲むコーヒーの一体何がそれほど魅力的なのでしょうか?
それは以下のふたつの効果があるからだと思います。
・究極のリラックスタイム
・マインドフルネスの効果
究極のリラックスタイム

コーヒーの香りにはリラックスしている時に出るα波という脳波を出させる効果が非常に高いことが分かっています(どんなアロマよりも効果が高い)。
また自然の中や自然音も気持ちを落ち着かせる効果があります。
キャンプとコーヒーが人を魅了するのは、この両者の組み合わせが究極のリラックス効果を生むからではないでしょうか。
スマホの電源も切れば、普段の生活とは切り離された自然の中に浸ることができます。
マインドフルネスの効果

もう一つはマインドフルネスの効果です。
マインドフルネス瞑想とは禅の修行の現代版ですが、集中力を高めたり、ストレス耐性を付けたりといった精神的メリットのほか、血糖値が下がるなど身体的なメリットもあります。
自然の中でコーヒーの味、香りに集中して味わうこともマインドフルネスの一種と言うことができます。
マインドフルネスとコーヒーの関係や実践法についてはこちらの記事に詳しくまとめているのでご覧ください。
キャンプでコーヒーを淹れてみよう!

それでは早速ですが、キャンプでコーヒーを淹れる手順について見ていきたいと思います。
まずキャンプでコーヒーを淹れるためにはいくつか道具(ギア)を揃えなければなりません。
キャンプ用のコーヒーギアについて紹介をしていきます。
キャンプ用コーヒーギアで大切なこと

まずコーヒーギアを購入するうえで共通して大切なことは「コンパクト」かどうかです。
キャンプはテントなどの荷物が多いので、一つ一つの道具をできる限り最小限にしなければなりません。
コーヒーグッズも家で使うものとは少し異なり、形や重量的に洗練されたものである必要があり、コンパクトに収納できるかどうかや軽いかどうかといった機能面も重要になります。
マグカップ

キャンプで使うカップはチタン製のマグカップがおすすめです。
チタン製は軽くて丈夫なだけでなく、温まりやすく冷めにくいため、キャンプ用のマグとして最適です。
さらに表面も熱くならないので、コーヒーマグとしては最適な素材ですね。
コーヒーミル

粉状のコーヒーもよいですが、できるだけコーヒー本来の香りや風味を感じたければその場で豆を挽くのがおすすめです。
コーヒーは挽いた瞬間から鮮度が急速に落ちていきますので、その場で挽けるミルも持っている方が良いでしょう。
アマゾンであれば約1,000円から、最近は100円ショップで500円で売っていたりもするのでお気軽に手に入れることができます。
ドリップポット

お湯を沸かして注ぐためのドリップ用のポットが必要です。
直火OKのものであれば、湯沸かし用のケトル(ヤカン)も兼ねることができるので、直接火にかけられるドリップポットがおすすめです。
軽くてコンパクトなものを選びましょう。
ドリッパー、フィルター

ドリッパーも千差万別ですが、通常のドリッパーだとどうしてもかさばってしまいます。
折り畳み式のドリッパーだと持ち運びの際にかさばらなくて良いでしょう。
ドリッパーの形に合ったペーパードリップも準備する必要がありますが、中にはペーパーフィルターがなくてもドリップできるタイプのものもあります。
バーナー

炭火だと火をおこすのにとても時間がかかるので、バーナーを用意しておくのがおすすめです。
コーヒーの淹れ方
では、コーヒーの淹れ方について見ていきます。
基本的な流れは通常のドリップと同じです。
1.お湯を沸かす

お湯が沸くのに時間がかかるので、先に火を用意してポットを火にかけておきましょう。
その間にドリッピングの準備をしていきます。
2.コーヒー豆を挽く

お湯を沸かしている間にコーヒー豆を挽いていきます。
1人用であれば10gが目安になります。
3.コーヒー豆をドリッパーにセットする
ペーパーフィルターをドリッパーの中に敷き、その中に先ほど挽いた豆を入れてならします。
ドリッパーの下は通常コーヒーサーバーで受けますが、キャンプの場合わざわざサーバーを用意すると荷物が増えるので、直接マグカップで受けても良いでしょう。
数杯分をまとめて抽出する場合はお湯の分量が見えるコーヒーサーバーは必須ですが、一人や二人用の少数向けであれマグカップの分量でコーヒーが取れればOKです。
4.真ん中から全体的にお湯を注ぎ20秒ほど蒸らす

真ん中から全体にわたって、細く「の」の字を描くようにお湯を注いでいきます。
全体にお湯がいきわたったら20秒ほどおいて蒸らします。
蒸らしの時間で豆の中のガスが抜けていき、その後のコーヒーの成分が抽出されるようになります。
蒸らしが終わったら、同じように円を描きながらゆっくりとお湯を注いで抽出していきます。
5.1杯あたり150mlくらいまで抽出する

コーヒー豆10gについて取れるコーヒーは150mlくらいを目安にしてください。
もちろん、お湯を注げば注ぐだけ液体は取れますが、どんどん薄まっていきますし、後になるほど雑味がまざってしまいまずくなります。
150mlが取れればそこで抽出をストップするようにしましょう。
6.コーヒーを飲む

家やカフェのコーヒーも悪くないですが、どうしても周りの人やスマホなど気を散らしてしまうものが周りに存在してしまいます。
キャンプだとそういうものを一切遮断することができるため、よりコーヒーに集中して味わうことができます。
まとめ

キャンプでゆっくりとコーヒーを飲むのは、普段の生活では得られないリフレッシュになるはずです。
時には都会から離れて自然の中でコーヒーを味わってみると、また日々の生活に対して新たな発見があるかもしれませんね。
【関連記事】キャンピング実践者のインタビューはこちら