コーヒーとパンのベストなペアリングとは?煎り方別においしいパンの組み合わせを紹介します!
コーヒーとパン。
世界中でもっともスタンダードな食べ物と飲み物の組み合わせと言えるでしょう。
しかし一口にコーヒーとパンといっても、それぞれに様々な種類がありますので、当然合うものと合わないものに分かれてきます。
食べ物と飲み物の組み合わせの相性のことをフードペアリングといいますが、今回はコーヒーとパンのフードペアリングについて見ていきたいと思います!
朝食にパンとコーヒーはメタボを防ぐ?
朝にコーヒーとパンを食べる人に朗報です。
朝食にコーヒーとパンを食べる人はメタボになっている割合が低いことが、京都府医科大学大学院教授、小山晃英さんたちの研究結果によって明らかになりました。
【引用文】
コーヒー摂取回数が多いほど内臓脂肪面積が小さくなり、1日1回以上のコーヒーの摂取習慣のある人では、内臓脂肪型肥満やMet-Sの有病率が低いことが明らかになった。
コーヒーにはエネルギーの消費効率を高め、ダイエットに効果的であることはすでに分かっていますので、それがメタボになる確率を下げることに寄与していると考えられています。
またパンと一緒にコーヒーを飲むこと自体にエネルギー消費を高める関連性は見られませんでしたが、パンと一緒に食べることでコーヒーを飲む頻度が増えるからではないかと報告されています。
メタボリックシンドロームやおなかの脂肪が気になってる方は、朝食にパンと一緒にコーヒーを飲むのは良い習慣となりますね。
コーヒーの煎り方別、相性の良いパンの選び方
一口にコーヒーと言っても、豆や煎り方によって味や風味は様々です。
またそれによって一緒に食べると相性の良いパンの種類も変わってきます。
コーヒーの煎り方には大きく分けると、
・浅煎り
・中煎り
・深煎り
の3種類になります。
それぞれの煎り方毎の特徴について見ていきましょう。
浅煎りコーヒーの特徴
浅煎りにすると、コーヒーの酸味が際立つようになります。
酸味と聞くとあまり好きではない方が多いかもしれませんが、もともとコーヒーは「コーヒーチェリー」と呼ばれる果実であり、チェリーやイチゴのような爽やかな酸味があります。
スペシャリティコーヒーと呼ばれるハイグレードなコーヒーだと特に美味しい酸味を感じることができます。
まるでコーヒーとは思えない紅茶のようなテイストが感じられるものもございます。
浅煎りコーヒーに合うパン
そんな浅煎りのコーヒーには酸味が強めのパンとよく合います。
代表的なものは「レーズンパン」や「ドライフルーツパン」やすっきりした甘味の「マーマレードジャムパン」など。
またドイツのライ麦パンも浅煎りのコーヒーによく合います。
ライ麦粉の配合率が90%以上の「ロッゲンブロート」、50~90%未満の「ロッゲンミッシュブロート」などがおすすめです。
強い酸味が特徴的でずっしりと重量感のあるパンですが、食物繊維とミネラルが豊富で体にもよいパンです。
中煎りの特徴
中煎りのコーヒーは酸味と苦みのバランスが取れた味になります。
どんなパンともよく合うので、朝食にはちょうど良いコーヒーと言えるでしょう。
中煎りのコーヒーに合うパン
中煎りのコーヒーはバランスの取れたテイストなので、パンも同じように甘すぎないあっさりとしたパンがよく合います。
具体的には定番のバターを塗った「食パン」や「フランスパン」「ベーグル」などの朝にスタンダードなパン。
他には野菜やハムを挟んだ「サンドイッチ」や甘すぎない「メロンパン」などにもよく合うでしょう。
朝食としてよく食べられているパンが多いので、特にこだわりがなければ中煎りのコーヒーにしておくと無難です。
深煎りの特徴
深煎りのコーヒーはなじみのある方も多いのではないかと思います。
苦味が強く、いわゆるコーヒーとして一般的に想像できる味わいになります。
深煎りのコーヒーに合うパン
ビターな深煎りに合うパンは甘さや香りの強いパンです。
いわゆる菓子パンの類、「クリームパン」や「チョココロネ」などとの相性はとても良いでしょう。
またバターや油が多めパンにも深煎りコーヒーがよく合います。
たとえば、「クロワッサン」「デニッシュ」「ドーナッツ」「カレーパン」などです。
朝や午後の休憩にこれらのパンと一緒にコーヒーを飲むのは至福の時ですね。
まとめ コーヒーによってパンを変えよう
さて、今回はコーヒーとパンのフードペアリングについて見てきましたが、この記事で挙げたものはほんの一例であり、他にも様々な組み合わせが考えられるでしょう。
迷ったら以下の考え方を基準にすれば、
・浅煎りコーヒー → 酸味の強めのパンとよく合う
・中煎りコーヒー → あっさりしたパンとよく合う
・深煎りコーヒー → 甘さやバターの多いパンとよく合う
パン選びも大きく外すことはないと思います。
あとはその日の気分に合わせて
「今日はこのコーヒーが飲みたいから、あのパンを買おう!」
「このパンに合わせて、あのコーヒーを淹れよう!」
という風にフードペアリングも考えていくと、よりコーヒーの魅力や面白さが高まっていくのではないでしょうか。